日別アーカイブ: 2017年6月3日

鍼灸医学の古典3(陰陽の気の働きと自然界の気の働きと人の気の働き感情)

今回も、素問の続きです。
陰陽の気の変化は、?身体の陰気が強い場合は陽気の不足、からだが冷える。冷えて
下痢する。発汗すると陽気が不足してますます冷える。夏だと陽気が多いので陽気が
不足しても助かるが冬だと外界の陽気が少ないのでよけいに冷性になる。陽経や心経
、肺経を補う。
?身体の陽気が強い場合陰気の不足 からだが熱す。発汗させて熱を発散させるとよ
い。発散できないとますます熱がこもる。のどが渇く、呼吸困難、うわごと、腫れ物
ができるなどという症状をあらわす。もし冬だと外界に陰気が多いので助かるが、夏
だと外界に陽気が多いのでますます重症になる。治療は陰経を補う。あるいは下剤を
服用させ大便とともに熱を抜いてやる。これら以外にも記載されている。

春は風、夏は暑、土用は湿、秋は燥、冬は寒。自然界にはこのような気の働きがある
。この自然の気を受けているので人間は健康でいられる。逆にこの自然の気を受けて
病気にもなる。その理由は、
人間には、怒、喜、憂、悲、恐の感情がある。
?怒りすぎると気が上り肝が弱って風気を受けやすくなる。風を受けると手足の力が
抜けてめまいを起こす。
?喜びすぎると陽気が浮き上がり心(五臓の心が弱って暑気を受けやすくなる。暑を
受けると身体内に熱がこもり腫れ物ができる。
?憂いすぎると胃の陽気が働かなくなる。陽気が不足すると胃に湿気(水分)が多くな
る。湿気が多くなると下痢をする。
?悲しみすぎると肺が弱り燥気を受けやすくなる。燥気は体液を欠乏させる。便秘や
からせきをしだす。
?恐れすぎると腎気が働かなくなり下半身に陽気が少なくなる。下半身に陽気が不足
すると寒気を受けやすくなる。寒気を受けると腰以下が冷えだす。
その他、病気にならないために飲食物の養生も大切だと述べられている。次回はその
辺を。