日別アーカイブ: 2017年6月2日

鍼灸医学の古典?

昨日は、現存する最古の鍼灸医学書について紹介してみました。実際、その成立は、
bc.104年以降とされているようです。いずれにしても2千年前のものです。実際、
試しておこなったりして長い時間をかけて出来上がったものなのでしょう。中国4千
年の歴史とかよく言いますよね。今日に受け継がれてきているということはすごいと
思います。

今日は、81編の中でも代表的なところであろう5番目の、いんようおうしょうタイ
ろん(陰陽と病症)についてみてみます。

黄帝いわく、いんようは、てんちのみちなり、バンブツノこうきへんかのふぼセイサ
ツノホンシシンメイノふなり」この編の書き出しです。原文には独特の味があるそう
です。

●身体は陰陽に区別される。それぞれの場所には陰気と陽気がある。陰気と陽気はそ
れぞれ働きがあり、一定の法則に沿って身体をめぐっている。この編はこの陰陽につ
いて述べている。
?陰陽の性格と働き
陰 地にかたどり水の精。内を守り栄養する。陽画働きすぎないよう引き締める。静
であり寒いの性格。
陽 天にかたどり火の精。外に多くある。適当に発散し気温の変化から身体を守る。
動、熱の性格。
?陰陽の交流
体表には陽気が多く、体内に陰気が多い。この二つの気は互いに交流している。陰気
は外に向かい陽気は内へ向かう。陽気が多いと活動的で身体は温かくなる。陰気が多
いと消極的になる。からだは寒くなる。身体上部には陽気が多い。臓では心が中心に
なる。身体下部には陰気がある。臓では、腎が中心となる。この上下の陰陽も交流し
ている。正常では陽気は下絵降りる。腰や足を暖かくし、生殖器の働きを活発にする

陰気は下から上る。陰気が上ると頭がすっきりする。
陰陽の気は上下と内外において交流しその働きが平均して健康を保つ。
素問では、この陰陽の気が自然の状態と合致して身体をめぐっていると健康だといっ
てます。治療する場合はこの陰陽の気の過不足を知らなければいけません。次回は、
この陰陽の気の変化をみていきたいと思います。(参考資料池田政一著、素問ハンド
ブックより)