月別アーカイブ: 2017年6月

高血圧

高血圧などということは今の季節(梅雨時は気圧も低く寒くもないので)にはちょっ
と合わない気がしますが、自覚症状はないけど予防のために血圧を下げる薬を飲んで
いるという人をよくみますが・・。よほど高いなら薬の服用も必要かと思いますが、
それほどでもないヒトが飲んでいるということには疑問を感じます。
高血圧の原因の9割は、本態性高血圧であり加齢やタバコ、ストレス脂質のとり過ぎ
過度の飲酒、不眠など生活習慣を改善することで抑えられるといわれているものです
。ですから、鍼をすることなどもストレスを除き身心のバランスをとるためにもお勧
めです。
以前こんなたとえを何かで読んだことがあります。そもそも、高血圧は身体がバラン
スをとろうとしていることの証です。血圧が高いという状態は、狭い道(血管の柔軟
性が失われている状態)を高速で車が走っているようなもので、確かに薬でスピード
を落とせば事故は防げるかも知れませんが、目的は達成することはできにくくなりま
す。つまり血圧を下げることで身心に弊害もおこって来るということです。意外と原
因がわからずに不調を感じている人もあるかと思います。
ですから、薬を飲むということは根本解決にはならないということです。
速度を上げなくとも目的地に到達できるよう道幅を広げ、路上によけいな障害物を置
かないようによけいなものは入れずに血管の柔軟性を保つよう心がけることだと思い
ます。
ちなみに現在の高血圧の診断基準は、140/90mmhg(日本高血圧学会治療ガイド
ライン)です。しかしあまり数字にこだわらないほうがよいかもです。当然年齢が高
くなれば上がるのは自然ですので。鍼をして、血管も心身も柔らかくすることをお勧
めしたいものです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

鍼灸医学の三つの特徴

鍼灸の治療の仕方にはいろんなやり方があります。東洋医学でいうつぼの特徴などを
全く考えず、現代の解剖学の理屈だけでおこなうものなど、さまざまあるわけですが
。まあ、結局は効けばよいのですけどね。理論はすごくてもよくなければ意味はあり
ませんよね。
とまあ、治療をする側から言えば、どのやり方が一番患者さんのためになりうるのか
を考え日々勉強をしているわけです。
そこで、私は鍼灸の古典を基にしていくことにしました。何しろ奥が不覚、一生かか
っても勉強を完成することができないもののようなので。勉強をすればするほどおも
しろみが深まってくるような気がします。
ところで題名の鍼灸の三つの特徴ですが、首藤傳明先生の本からの一部引用です。
一つは、経脈があること。二つ目は、経脈の内外を営血と衛気が流れているというこ
と。三つ目は、五臓に五神(精)が宿るということ。
血は、他の医学でも診られるので気が特徴であり、五神は心であるから心は五臓にあ
るということになる。
経脈、気、心は五臓にあり、この三つが他の医学との異なる点である。(引用終わり

といってしまえばなんだ、という感じかもしれませんが(笑み)私は、三つ目の特徴
にひかれます。心が五臓にあるということに・・。
日常でも心の状態が内臓(胃腸)の調子を左右しますよね。鍼灸はその調節ができる
ということです。肩や腰の痛みをとるだけではないということです(笑み)

関節リウマチ

関節リウマチの患者さんを診させていただいたことがある。今では、生物学的製剤と
か新薬が登場して劇的に改善される方もいる。しかし、まだ実際はなかなか大変そう
である。徐々に関節の変形が進んでこられる肩も多いようだ。
そんな中、鍼灸でも何かできるだろうと考えている。
もちろん、そのときの痛みや腫れを除くことはそれなりにできる。しかし、それだけ
では、根本的にはなかなかである、、。
そこで、大正、昭和初期に活躍された名人(代田文誌著、沢田流聞き書き鍼灸真髄)
の記録をみていたら、リウマチスは、小腸の熱であると書いてあった。これをみて、
すごいと感動した!関節リウマチは、現代医学的にも自己免疫疾患(自らの組織を自
らの免疫システムが破壊していく病気)といわれている。小腸粘膜には、ぱいえる板
というリンパ小節が密集していて消化管の防衛システムをになっている。
ということなら、そう、その免疫システムの変調を整えてあげればよいはず。鍼でも
充分アプローチはできるはずである。もちろん、現代医学の小腸という局所だけのこ
とでなく、東洋医学的に、全身に分布している、経絡経穴の力を借りて。(十四系楽
、三陰三陽)を駆使して。まず、からだの力をつけること。腹力とも。それには、肝
、脾、腎、三焦。骨盤、下肢とそれを載せている背に。そこを柔らかくすることです

こむら返り

こむらとはふくらはぎのことで、こむら返りは、ふくらはぎの筋肉(ひふく筋)が痙
攣を起こし強い痛みのある状態の俗称です。いわゆる足がつるということです。ふく
らはぎ以外でも、足の指太もも、腹筋などでも同様のことがおきる。こむら返りはこ
れらの総称としても使われている。有痛性筋痙攣のことです。
こむら返りの痙攣は、収縮と弛緩を繰り返すのではなく収縮が持続するのが特徴です
。持続時間は数秒から数分でそれほど長くはありません。こむら返りは、ほとんどの
人が経験した事のある症状ではないでしょうか。とはいえ、実際に起こると不安にな
りますよね。
妊娠中の女性にもおこりやすいとされています。一般に、就寝中や運動中によく起こ
り、高齢になると起こる頻度が高くなります。
よくあるのが夜、寝ているときです。原因はよくわからないとされている。同じ姿勢
にしていることも一因ではないかと思われます。また、運動中何度も同じ筋肉を動か
し続けていると神経が過敏になったり筋肉の感受性が高まっておこるのではないかと
考えられている。また、急に運動をはじめることや発汗によって脱水が起こり水分や
電解質のバランスが崩れておこるのではないかとも考えられている。高齢者などは薬
の副作用などでも起こることもあるようです。その他、和式トイレを使わなくなって
ふくらはぎを充分に伸ばす機械がなくなり筋肉が硬くなっているためとも考えられる
とか。結局、なぜおこるかははっきりとはわかっていません。
普通、ヒトがからだを動かすときは筋肉を収縮させろという信号が能から脊髄を通っ
て末梢神経に伝わり筋肉が動く。しかし、何らかの理由でこの経路に異常が生じると
筋肉が過剰に収縮するのがこむら返りです。
ほとんどの場合では心配はいりません。普通は生理的なものなので。しかし、まれに
薬物などや原因疾患がある場合があります。
こむら返りを起こす可能性がある疾患→肝硬変、腎不全、末梢神経が障害される病気
(糖尿病など)腰部脊柱管狭窄症、パーキンソン病、心臓病、多発性硬化症、甲状腺
機能亢進症、甲状腺機能低下症、副甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能低下症、抗ナト
リウム血症、低ナトリウム血症など。
●こむら返りに影響があると思われる薬
降圧薬、利尿薬、スたチン系の薬など。
普通は心配はありませんが、毎日何度もおこったり、夜中に何度も起こり安眠できな
い。しびれる、力が入らない、筋肉がぴくぴく動く、などつる以外の症状があった場
合など。のときは心けい内科などを受診見たほうがいいかもしれません。しかし、そ
れ以外は、やはり鍼灸で体調を整えることで、こむら返りを防ぐことができると思い
ます。まずは、
藤崎針療院へ!

身長が伸びた!

先日、特定検診に行きました。そこで、身長を測ってみると伸びていましたたった1
ミリでしたが(笑み)
ここ数年、身長が毎年縮んできていました。ですから、今年はなんだか健康になった
気がしてうれしかったです。
この伸びた理由は、やはり毎晩、座布団の上に仰向けになって背中を載せて背部をそ
らしていたからだと思います。
「背が伸びた?」と、知人から聞かれました。もう、この年(50代)になって伸び
るはずはありませんけど(笑み)つまり、姿勢がよくなったから高くなったように見
えるのでしょう。実際は、伸びるはずはありません。それとナにより、鍼で背筋を治
療をしています(沢田流太極療法)。私は、治療者ですが、鍼灸治療も受けています
。そのいきさつはまた改めて書きます。東洋医学に出会ったきっかけとなったので・
・。
鍼灸により背中伸ばしがしやすくなり効果を高めているのだと思います。まだ、背中
伸ばしは始めて2ヶ月くらいにしかならないのですが。
からだをやわらかくすることは精神的にもいいですよね。四季の変化にも対応できる
柔らかい身心をつくって生きたいものです。鍼はそのお手伝いにもってこいです。お
気軽に、藤崎針療院にお電話くださいね!

貧血→背中を伸ばして脚を使おう!

貧血という方が時々いらっしゃいます。女性がほとんどのようですが・・。
貧血とは、血液の単位容積あたりのヘモグロビン濃度が基準より少ない状態です。鉄
不足ということですね。東洋医学的には血虚です。

そもそも血液はどこで造られているかといえば、諸説があるそうですが、現代医学で
は、血液は骨髄で造られるというのが通説です。しかし、「血液は、小腸で造られる
」という腸造血説というのがあるそうです。
(私も、腸造血説は知りませんでした。)
いずれにしても、血液がしっかり造られるような健康な心身になるためには、食事が
重要なことはいうまでもありません。となると、やはり腸が健全に働かなければなり
ません。そこでやはり、背中をやわらかくして、脚を動かすことが大事となります。
歩いたり、走ったり、とにかく下肢を動かすことです。そして、背筋を刺激して内臓
(消火器)の働きを活発にしたいものです。これには、やはり、鍼が有効です。簡単に
いえば、全ての病気や不調は、背中とそれを載せる足腰がかかわっているということ
です。
身心の不調を感じたり、病因に行っても・・。という方は、藤崎針療院にお気軽にご
連絡ください!

健康法→背骨を伸ばすことを試して!

前回の最後にちょこっと書きましたが、
私の健康法は、寝る前に、布団の上に座布団お置いてその上に背中を乗せて伸ばしま
す。そして、息を吐くとぐつっと音がして伸びます。その瞬間すごく気持ちがよいで
す。1日の疲れが取れるような気がします。あなたも一度試してみるといいですよ。
背中(背骨つまり脊椎)はとても重要です。先日も書きましたが・・。バックボーンが
大事とか普通使ったりもしますよね。脊椎骨は、脊髄を収めておりそこから脊髄神経
が全身に分布しています。ですから、そこが固まってしまうと当然充分に分布先に情
報はもちろん、血液による栄養なども、その他もろもろと・・充分に送ることができ
なくなります。機能が落ちますよね。そして、背骨は頸に続いており、脳につながっ
ています。当然働きにも影響が及ぼされます。ですから、背中をやわらかくするとい
うことは脳の働きもよくなり、ホルモンの分泌もよくなり、ストレスへの抵抗力もつ
きます。カイロぷらくてぃっくはその辺をねらっているのでしょう。
まずは、座布団を、重ねておき、その上に背中を乗せて背部を伸ばしてみて下さい。
からだが柔らかくなり、循環もよくなり、健康になるはずです。

鍼灸の古典5(外からの原因)

今回も続けて、前回の続きです。
治療の基本として、?外界の風、寒、暑、湿、
燥に進入されて体表に病気があるときは体表の陽気を補ってやる。
?外邪が上部にあれば発汗する。下部にあれば利尿する。腸に詰っていれば出させる

?飲食物の過不足や調和が取れていないと腑の病気になる。
●風 寒 湿 暑 燥 湿の五つを天の気という。人体はこの天の気に影響を受けて
生活をしている。古典医学では人間を成長させていく原動力になると考えた。しかし
、人間がその自然の状態に逆らっていくとこの天の気は人体に病的状態を引き起こし
てしまう。
たとえば、適当な寒気は人体を引き締めるが、気温が下がりすぎたのに薄着でいると
感冒となって発熱する。
このように、風、寒、暑、湿、燥は、人体を生かす力とともに病気の原因にもなると
考えた。そこでこの五つを外から来る病因と考え外因とか外邪という。 

なので、現代の私たちも、この自然環境に逆らわないよう自然にそってやわらかく生
きて生きたいものです。そう、心も身体もやわらかく!私も、せめて身体だけでもや
わらかくしたいので最近は、寝る前に、座布団を背中の下にヒイテ背中を伸ばしてと
いうか背中をそらして柔軟さをつけるようにしています。背中をそらすと気持ちがい
いですよ。(私の健康法)
とまあ、この健康法をいいたいがために長々と数回に分けて鍼灸の古典医学を引っ張
りだしました。最後まで読んでいただきありがとうございました。ではまた!!

鍼灸の古典4(飲食物の養生)

今日も、2000年前の中国の医学書である「素問のなかの5番目の編について書い
てみます。この編はこれで最後にしたいと思います。

病気にならないための飲食物の養生について
?濃厚な味のものは、陰気を補い大便を通じる。
?たんぱくな味のものは陰気を補い小便を通じる。
?香臭や刺激のあるものは陽気を補い汗を出させる。からしやこしょうの入った味の
ものを食べると発汗する。冬に発汗すると風邪になりやすい。夏にカレーを食べて発
汗すると涼しくなる。
?香臭や刺激の強いものは陽気を補い、身体に熱を持たせる。適当な体熱は熱気が多
くなりすぎると発散しすぎて逆にやせてしまう。
すっぱい(酸)にがい(苦)あまい(甘)からい(辛い)塩からい(鹹) これら「五味」は、
五臓を元気にする。ただし、作用の仕方がちがう。
?辛味と甘みは発散する作用がある。心肺、その他の陽気を補う。
?苦味、酸味、塩からみは、大小便を通利させる作用がある。肝や腎およびその他の
陰気を補う。
その他、治療の基本としてもう少しありますが、それは次回。

鍼灸医学の古典3(陰陽の気の働きと自然界の気の働きと人の気の働き感情)

今回も、素問の続きです。
陰陽の気の変化は、?身体の陰気が強い場合は陽気の不足、からだが冷える。冷えて
下痢する。発汗すると陽気が不足してますます冷える。夏だと陽気が多いので陽気が
不足しても助かるが冬だと外界の陽気が少ないのでよけいに冷性になる。陽経や心経
、肺経を補う。
?身体の陽気が強い場合陰気の不足 からだが熱す。発汗させて熱を発散させるとよ
い。発散できないとますます熱がこもる。のどが渇く、呼吸困難、うわごと、腫れ物
ができるなどという症状をあらわす。もし冬だと外界に陰気が多いので助かるが、夏
だと外界に陽気が多いのでますます重症になる。治療は陰経を補う。あるいは下剤を
服用させ大便とともに熱を抜いてやる。これら以外にも記載されている。

春は風、夏は暑、土用は湿、秋は燥、冬は寒。自然界にはこのような気の働きがある
。この自然の気を受けているので人間は健康でいられる。逆にこの自然の気を受けて
病気にもなる。その理由は、
人間には、怒、喜、憂、悲、恐の感情がある。
?怒りすぎると気が上り肝が弱って風気を受けやすくなる。風を受けると手足の力が
抜けてめまいを起こす。
?喜びすぎると陽気が浮き上がり心(五臓の心が弱って暑気を受けやすくなる。暑を
受けると身体内に熱がこもり腫れ物ができる。
?憂いすぎると胃の陽気が働かなくなる。陽気が不足すると胃に湿気(水分)が多くな
る。湿気が多くなると下痢をする。
?悲しみすぎると肺が弱り燥気を受けやすくなる。燥気は体液を欠乏させる。便秘や
からせきをしだす。
?恐れすぎると腎気が働かなくなり下半身に陽気が少なくなる。下半身に陽気が不足
すると寒気を受けやすくなる。寒気を受けると腰以下が冷えだす。
その他、病気にならないために飲食物の養生も大切だと述べられている。次回はその
辺を。